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  • 物体の存在検知【試IT101】

  • 物体の存在検知【試IT101】
  • 公開2020/07/03  更新2022/06/23

デモの概要について

音波距離センサーを活用して監視距離内に物体が存在するかどうかを検知してLEDとブザーで知らせるお試しIT活用iiモデルです。
特定の場所に物体が置かれているかの確認や、置かれている時間の管理といった用途が考えられます。

【備考】(特非)モノづくり応援隊in大田区として、第24回 おおた工業フェア(2020年)に出展

デモ動画の視聴

[動画の所要時間 1分19秒]

動画の内容(構成)は以下になります。

  1. イントロダクション [0:00-0:12]
  2. (ケース1)物が置かれたことを検知 [0:13-0:54]
  3. (ケース2)物が無くなったことを検知 [0:55-1:08]
  4. クロージング [1:09-1:19]

デモの構成について

デモの構成図

デモの構成を図示しました。デモを構成する主なハードウェア[H]とソフトウェア[S]についての補足情報は以下となります。

デモについての解説

使用に関して

Raspberry Pi(ラズベリーパイ)に対しては、特に操作の必要はありません。使用する際には電源に接続するだけで、接続されたセンサー等のデバイスも利用可能な状態になります。

今回のデモ構成においては、物体の検知をRaspberry Piに接続された音波距離センサーで行っています。センサーが物体を検知している状態は、LEDの表示やブザーの警告によって把握することができます。

デモ動画におけるケース1(物が置かれたことを検知)とケース2(物が無くなったことを検知)は、パターンが異なりますが、どちらもセンサーから得られた情報によって業務上の目的を判定できることを示すモデルです。

少し補足します。ケース1において物体を検知した時点で「置かれた」と判定しないのは、物体が「横切った」(検知エリアに瞬間的に入った)状態と区別する為です。置かれた回数や置かれていた時間を管理することが目的である場合は、目的以外の条件を除外することで、より正確な管理が可能になります。

仕組みに関して

音波距離センサーやLEDやブザーを使用するにあたり、Grove規格品を使用すれば、Raspberry Piにコネクタ接続して使用できます(電子回路を組む必要がありません)。

デモ動画においては、センサーによる判定結果はLEDで示されるだけですが、センサーからはデータとして出力されているので、外部プログラムやアプリ画面等での処理に利用することができます。

その他の補足

当モデルでは、Raspberry Piでセンサーを使用するにあたり、GrovePiボード(GrovePi+ / GrovePi Plus)を使用しております。

2022年2月時点の確認では、現在標準のRaspberry Pi OS(即ちBullseye版)の環境においては、GrovePiインストール・スクリプトの実行時にエラーが発生します。

よって、Raspberry Piの環境としては、Raspberry Pi OS(Legacy)、即ちBuster版の環境を選択する必要があります。今後対策が取られるかもしれませんが情報としてお知らせします。